コロナが終息に向かい、いよいよインバウンド(訪日外国人)に期待が高まるところです。
そこで今回は、
インバウンドの集客対策「Webサイトの多言語化」について、飲食店ホームぺージの制作ポイントや事例なども早速ご紹介していきます!
—目次—
1.訪日外国人の消費動向
2.多言語化の目的や言語・ターゲットを定義する
3.コンテンツの選定
4.翻訳の方法
5.制作事例とポイント
6.多言語サイトに掲載したいコンテンツ8選
・01.入店~注文~支払い方法を写真付きで解説
・02.メニュー名だけでなく味わいや調理方法も解説
1.訪日外国人の消費動向
観光庁が発表した「訪問日外国人の消費動向」(2022年版)によると、訪問日外国人の旅行消費額の中で「飲食費」は、宿泊費、買物代に次いで3位と高い割合を示しています。
また、「訪日前に期待していたこと(複数回答)」については「日本食を食べること」が78.3%と断トツの1位!
次に「ショッピング」が49.6%と、その多くが「食」を楽しみに来ていることがわかります。
以上のことから、
『インバウンド需要を取り込む=売上アップに繋がる重要な施策』と言えます。
そこで、多言語サイトを制作するための方法を簡単に解説していきます!
2.多言語化の目的や言語・ターゲット像を定義する
01 「多言語化の目的」
02 「言語の選定」
03 「ターゲット像」
通常のWebサイト制作でもサイトの目的を定義しますが、多言語サイトの構築でも同様で、多言語化の目的(集客、オペレーションの改善など)や言語・ターゲット像などを事前に定義する必要があります。
目的を明確にすることで、そこからサイトで打ち出す内容や取り組むべき課題も明確になり、具体的な成果につながりやすくなります。
3. コンテンツの選定
CASE.01 全ページ
CASE.02 一部のコンテンツをお知らせ(1ページ型)
Webサイトの多言語化を行う場合にはいくつかの方法がありますが、主にはベースとなる日本語Webサイトの全ページを対象とする方法と、一部のコンテンツを厳選して抜粋したものを1ページにまとめる方法があります。このとき、事前に定義した多言語化の目的やターゲットに沿って「外国人視点」で考えることが重要です。また、費用面・運用面なども踏まえて検討することで、より最適な設計へとつながります。
★ここに注意
1ページの中で、日本語と外国語どちらも掲載するような作り方は、どの言語を対象としたページなのかGoogleの判断がつかず、SEOの観点からも好ましくないため避けましょう。
4. 翻訳の方法
CASE.01 プロによる翻訳★おすすめ★
CASE.02 機械翻訳
お店の魅力や提供しているサービスを正しく伝えるためにもプロによる翻訳がおすすめです。 プロによる翻訳では、言語だけでなく文化的な違いやニュアンスを考慮して正確な翻訳を行うことができます。予算に悩む場合は、機械翻訳を選択することも一つの手段ですが、機械翻訳は手軽にできる一方で、間違った翻訳になる可能性も考慮しなければなりません。
★さらに詳しく見る
機械翻訳はサイトに設置され言語切り替えができる「Google ウェブサイト翻訳ツール」が代表的でしたが、2019 年 1 月でサービスを終了しており、現在は新規インストールはできません。(終了以前に導入したサイトであれば、引き続き利用可能とされています)
それに代わるツールとして GTranslate がありますが、無料プランですと「検索エンジン インデックス化」や「URL翻訳」が不可能のため、外国語での検索エンジンからの集客ができないことを意味しています。効果を考えると最低限でもBUSINESSプラン推奨となりますので、ご注意ください。
※外部のサービスになるため、途中でサービス終了となる可能性も考慮しなければなりません。
5. 制作事例とポイント
①言語切り替えボタンの設置
サイト上の見やすい位置に表示言語を切り替えるためのボタンを設置します。「理解できない言語のページにアクセスしてしまったユーザーを、適切な言語のページに案内する」といった役割もあるため、全ページへの設置が望ましいです。
②各言語専用ナビゲーションの設置
各言語専用のナビゲーションを設置し、ページ内をスムーズに移動できるようにします。 日本語ページのナビゲーションをそのまま使用すると、意図しないページへ誘導されることになり、ユーザビリティも低下します。
★ここに注意
言語切り替えボタンについては、言語を表すアイコンとして「国旗」を使用しているケースが見られますが、国旗は国を表すものであり、言語を表すものではないため適切ではありません。国を表す場合には使用OKですが、言語を表す場合にデザイン的に使用するのは避けましょう。
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6. 多言語サイトに掲載したいコンテンツ8選
訪日外国人が飲食店での困った場面として「料理を選ぶ・注文する際」が最も多い回答として挙げられています。
スムーズに注文できるように、注文方法などを解説することが重要です。写真付きにすることで、文字よりも伝わる情報量が多くなり、安心感を与えることができます。
02. メニュー名だけでなく味わいや調理方法も解説
訪日外国人にとって、日本の飲食店のメニューは馴染みのない料理や食材が含まれていることがあります。メニューをより詳しく解説することで、料理の内容や味を理解しやすくなります。
また、アレルギー情報や食事制限に関する注意点などもできるだけ記載しましょう。
まとめ
今回は、インバウンド対策「Webサイトの多言語化」をご紹介しましたが、実は、まだまだ続きがあります。
多言語サイトに掲載したいコンテンツの3~8については、お問い合わせいただいた方限定!無料でご紹介いたします!
このお問い合わせの機会に、ぜひお気軽にお問い合わせください。