飲食店のコピーライティング!キャッチコピーの考え方・作り方(居酒屋やイタリアン・カフェなどの事例あり)

飲食店のキャッチコピーの作り方・考え方

こんにちは
飲食店の販促大学 by BuzzFood
スタッフのニシホリです。

飲食店の販促大学では、 飲食店で働く方が知っておきたい集客・販促・広告・マーケティングの豆知識をご紹介しています。

今回のテーマは
シズル感コピーライティング術!飲食店の魅力を伝えるキャッチコピーの考え方

チラシやPOPのキャッチコピーを作る時に
・どうやって考えたらいいのか
・どんなキャッチフレーズがいいのか
迷ってしまうことはありませんか?

本日は、飲食店のWEBサイトやSNS、チラシやポップを作成する際にお客様が美味しそう!と感じてもらえるようなコピーライティング術を居酒屋・カフェ・イタリアンなど事例を交えながらご紹介します!

この記事はこんな方におすすめ
・インスタで魅力的な投稿でフォロワーを増やしたい!
・もっとお客さんが読みたくなるようなブログにしたい!
・ついつい注文したくなるメニューブックを作りたい!

それでは早速ご紹介いたします!

目次

良いキャッチコピーとは?

良いキャッチコピーとは?
良いキャッチコピーとは?

では、どんなキャッチコピーがいいキャッチコピーなのでしょうか?

人によって感じ方は様々ですので答えはありませんが、一般的に良いキャッチコピーとされている共通点をご紹介できればと思います。

※あくまで1つの例です。

①ベネフィットが伝わる

ベネフィットとは、お店や商品、サービスを利用することによってどんな嬉しいことが起きるのか、どんな風になれるのかという幸せ像をイメージさせることが大切です。

販促と考えると、「○○が多い」とか機能性をPRしてしまいがちですが、それによってどんなことが起きるのかというのがユーザーが求めている本質ですので、そこをいかにイメージさせられるのかを意識していきたいですね。

②ターゲットが共感できる

ターゲットによって共感するポイントは様々です。

20代女性と50代男性が魅力的に感じるポイントは違いますし、求めているベネフィットも異なります。

大切なのは、ターゲットの価値観や興味・思考などを理解して、その人がもっとも共感するメッセージを発していくことが大切です。

③お店や商品の強みが伝わる

どんなターゲットにどんな価値を提供するのかを確認した上で、お店や商品のどのような強みを発信していくのかを意識していきましょう。

強みをキャッチフレーズにする上では、活用できる数字があるかを確認しておくと良いでしょう。

No.1になった受賞歴や年間販売個数など、外部から評価されているものだけでなく、商品の機能性やその機能性を実現するためにかけている年月などもそれに当てはまります。顧客に提供する価値を裏付けるような数字がないか、一度リストアップしていきましょう。

④他との差別化ができている

どれだけ素晴らしい強みがあったとしても、周辺の競合よりも劣っていればその価値は薄れてしまいます。

そのため、競合が価値・強みとしてPRしているポイントはどんなポイントなのか、自社がPRしようとしている強みと比較するとどうかを確認していきましょう。

小さな強みだったとしても、競合がPRしていない視点でPRすることができればユーザーから必要とされるものになる可能性がありますので、競合を意識しながらどの価値・強みをPRするのかを選んでいきましょう。

シズル感を伝える「美味しいキャッチコピー」の考え方

キャッチコピーの考え方
キャッチコピーの考え方

①擬音を使ってみる

・ふわふわ
・トロトロ
・アツアツ
・つるつる
・キンキン などなど

まずは、メニューを食べたときに感じる擬音をピックアップしてみましょう!
擬音語は短い文字数でメニューがどんなものなのかイメージさせるのに効果的で、
ダイレクトに食欲をそそるメッセージとして活用できます。

②比喩表現を使ってみる

・まるでお肉のようなジューシーさ!
・ジュースのようにさっぱりと飲める!
・滝のように溢れる肉汁!
・このボリュームはチョモランマ級! など

何かに例える表現も美味しさを表現するのに使える表現の一つです。
極端な例えの方がインパクトや常識破り感を演出できますので、
何に例えるのかが重要なポイントになってきます。
※実際に食べた人がガッカリするような過剰演出はリピーターを逃すことになるので絶対にやめましょう。

③素材のすごさをPR

・豊洲市場直送の本マグロ!
・地元農家さんから届く朝どれ野菜!
・A5ランク飛騨牛の雌牛! などなど

食材に優位性があるものは迷わず記載しましょう。
一般的に認知されていないようなものであったとしても、
お店の方が、あえてそれを厳選しているのであれば掲載するのがおすすめです。
お客様に「何かわからないけど、すごそう!」と興味を持ってもらいましょう。

④手間暇をPR

・5時間煮込んだビーフシチュー!
・調味料から手作りの麻婆豆腐!
・注文を受けてから捌く、新鮮な魚介類! など

簡略化できることだけど、お店の方があえて努力されていることはどんどん伝えていきましょう!
以外に「こんなの普通」と思っていることがユーザーからすると惹かれる場合もありあすよ!
もし、キャッチコピーの下にテキスト欄がある場合は、「その一手間を加えるとどうなるのか」も合わせて記載しておくのがおすすめです。
「なるほど!」とユーザーが納得(アハ体験?)すると、お店の印象が残りやすくなります。

⑤気持ちや体験を表現する

・とろけてしまうような心地に♩
・さっぱり爽快感!
・日本酒がすすむ! などなど

食べた人が経験するであろう気持ちや体験を記載するのも一つの方法です。
その経験に必要性を感じている人からの共感を得ることで、
「私の求めていたのはこれだ!!!!」と認識してもらいましょう。

⑥文字数は最低限に!

長文になればなるほど、人間は一瞬で情報を理解できなくなってしまいます。

なので、キャッチコピーはできるだけ短い文章で考えていきましょう。

一般的に10文字程度であれば一瞬で読み取れると言われています。

長さの目安は、掲載媒体の環境やその読者のタイプに寄りますが、読み物として読む意識の高いユーザーが多い雑誌なら少し長くても読んでもらえます。逆にSNSなどの競合情報の中で流し読みされがちな媒体では、一瞬で目を引くようなインパクトが求められます。

「最低でもこの文字だけは読んでもらおう!」というように、一番大切な単語を意識していくのがおすすめです。

業種別飲食店キャッチコピーの事例

飲食店のキャッチコピーの事例
飲食店キャッチコピーの事例

飲食店は業種や価格帯、お店のコンセプトに合わせたキャッチコピーを考えていく必要があります。

ということで、最後に実際の飲食店で使われているキャッチコピーを事例と一緒にご紹介していきます。

事例①居酒屋さんのキャッチコピー

居酒屋さんのキャッチコピーは価格帯やターゲットに合わせて様々です。

賑やかで若い客層のお店では、その賑やかな印象にする必要がありますので、PRポイントを短くストレートに表現するのも1つの方法です。「早い!安い!旨い!」のように強みを単語だけで大きく表現することで、賑やかで豪快な印象を与えることができます。

例:豪快な海鮮居酒屋「かいえん」
http://www.kaisen-nihonshu-kaien.com/

また、落ち着いた雰囲気で年配男性がしっぽり飲むような隠れ家的な居酒屋さんであれば、少し語り口調のキャッチコピーを使うのも1つの方法です。お店で過ごしている時の顧客目線の感情や心の中のセリフをキャッチコピーにすることで、落ち着いた店内の雰囲気と大人な印象、そしてターゲットが共感するような単語や言い回しを使っていきましょう。

例:しっぽり飲める隠れ家居酒屋「居酒屋JIRO」
https://www.izakaya-jiro.com/

事例②高級すし店のキャッチコピー

高級店のキャッチコピーは、居酒屋さんのキャッチコピーのように強みをストレートに伝えるキャッチコピーではなく、上品な印象、知的な印象を与えるような言葉選びと言い回しが必要になります。

ユーザーが理解できる範囲内で少し謎を残すのも1つの方法です。WEBサイト等では、含みをもたせたキャッチコピーに付随するテキストを読んで初めて意味を理解するようにしていくことで、奥ゆかしい趣のある雰囲気にすることができます。高級店の広告は、そこにいくお客様のステータスを作るものですので、誰かに自慢したくなるような表現を大切にしたいですね。

例:客単価2万円以上の高級すし店
https://www.hamagen.jp/
http://www.sushi-hijikata.com/

事例③カフェやイタリアンのキャッチコピー

女性のターゲットが多いカフェやイタリアンでは、女性に共感してもらえるようなキャッチコピーにしていくことが大切です。

男性に比べ、女性は機能性よりも印象や感覚を重要視して意思決定すると言われていますので、男性のようにデータや数字を活用したキャッチコピーよりも、共感や憧れといった要素を意識したコピーライティングをしていきましょう。

代表的な表現方法としては、そのお店や商品を体験することでどのような気持ちになることができるのかをイメージさせるのも1つの方法です。ワクワクする、ドキドキする、贅沢な気分など、広告上で疑似体験させるようなキャッチコピーを考えていきましょう。

例:女性ターゲットのカフェ
https://www.chiffoncafe-favori.com/
http://www.haruji-motoyama.jp/

美味しいキャッチコピーを集客に活用していきましょう!

いかがでしたでしょうか?

本日は「飲食店で活用できるキャッチコピーのコツ」をご紹介しました。

お店や商品の魅力がしっかりと伝わるキャッチコピーでWEBや紙媒体、メニューブックやSNSなどの販促・集客に活用していきましょう。

文章ライティングの際に注意すべき広告表現をまとめた記事もあるので、よかったらチェックしてみてくださいね。

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    この記事を書いた人

    ニシホリ ニシホリ 名古屋の飲食WEBディレクター

    飲食店専門WEBプロモーションの株式会社フードコネクションのディレクター。町の居酒屋さんからミシュラン星付きの名店まで、300を超える飲食店のWEB制作を経験。そのノウハウを活かし調理師専門学校の外部講師も務める。プライベートでは名古屋の美味しいお店を紹介するグルメブロガー。美味しいお酒を探して今日もフラフラと。

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